2008年06月29日

今週の仏教テレビ番組情報

2008年 6/29 (日)〜7/5 (土)の仏教テレビ番組情報

『心のまほろば 薬師寺を詠む −国宝薬師寺展 記念歌会−』
【ゲスト】歌人…俵万智,【講師】歌人・早稲田大学教授…佐佐木幸綱,【司会】平野啓子,【朗読】川野一宇 〜東京国立博物館平成館で録画〜
6/29 (日) 7:30 〜 8:10 (40分) NHK教育

『にっぽん心の仏像「簾村 釈迦如来」 』
仏像との出会い・ふれあいにより癒やされ、慰められ、勇気づけられた“仏像と心の物語”を紹介する。今回は、奈良県の小さな山里で開かれる仏像との同窓会?簾村の釈迦如来
6/30 (月) 14:25 〜 14:30 (5分) NHK教育

『鶴瓶の家族に乾杯 −福井県永平寺町−(前編) 』
勝村政信,笑福亭鶴瓶,小野文惠,【語り】久米明
6/30 (月) 20:00 〜 20:45 (45分) NHK総合

『都のかほり』
明王堂「修行の道」
7/2 (水) 20:56 〜 21:00 (4分) テレビ朝日

『都のかほり』
滋賀院門跡「里坊」
7/3 (木) 19:56 〜 20:00 (4分) テレビ朝日

『京都・心の都へ』
延暦寺(えんりゃくじ)
7/5 (土) 22:54 〜 23:00 (6分) 日テレ


※お住まいの地域によってご覧になれない番組があります。
Gガイド.テレビ王国より調べて掲載しています。

2008年06月25日

首都圏の仏教寺院、交通情報サイトから消えた!?(韓国)

首都圏の仏教寺院、交通情報サイトから消えた!?といっても韓国の話。韓国は仏教系宗教よりもキリスト教系宗教の方が勢力が強く、日本人と韓国人の考え方の違いもその点からの影響が強いのではと思っています。だからといって政府が特定の宗教を優遇するのはおかしな話なので、問題になるのは当然でしょう。

首都圏の仏教寺院、交通情報サイトから消えた!?
 国土海洋部が管理・運営している首都圏の公共交通情報サイト「アルゴガ(“知ってから行こう”の意)」に、主な寺院が登録されていないことが分かり、物議を醸している。曹渓宗では「このシステムには教会はすべて掲載されている。李明博(イ・ミョンバク)政権のキリスト教寄りの姿勢が反映されたものだ」と反発している。

 国土海洋部が23日に発表したところによると、「アルゴガ」のサイト(写真)で、曹渓寺(ソウル市鍾路区)や奉恩寺(江南区)といった大きな寺院を検索したところ、地図上に位置を示す矢印が表示されるだけで、寺院の名称は表示されなかった。奉恩寺の場合、近くにある中小規模の教会7‐8カ所については、十字架の表示とともに教会の名称も表示されているが、一方で「奉恩寺」の名称は表示されていないのだ。

 奉恩寺だけでなく、曹渓寺、亀竜寺(瑞草区)、能仁禅院(江南区)といったソウル市内のほかの寺院も、地図上に名称が表示されていない。曹渓寺の場合、「大韓仏教曹渓宗宗務院」という表示があるだけだ。

 「アルゴガ」は、首都圏の主な場所への行き方や地下鉄、バスの路線などの情報を提供するため、建設交通部が8億ウォン(約8356万円)の費用を投じ、2003年に開設した。その当時、寺院の名称は地図上に表示されていた。ところが、「アルゴガ」の情報が不十分だという指摘を受け、システムの制作や維持・管理・補修を委託されている韓国空間情報通信が今年4月、システムのアップグレードを行った際、寺院の名称が消されてしまった。「アルゴガ」の一日平均のアクセス数は約1万5000人から2万人に上る。

 今回の問題を受け、国土海洋部は急きょ記者会見を開き、「担当者がきちんとした点検を怠ったために起こったミスであり、故意ではない」と釈明した。鄭鍾煥(チョン・ジョンファン)国土海洋部長官も近く、仏教界の幹部に対し謝罪の意を伝えるとしている。また、システムの維持・管理を担当しているバス連合会は「不本意ながら、仏教界に多大なご心配をお掛けして申し訳ない。抗議の電話が殺到し困惑している」と述べた。

 韓国空間情報通信も「サービスのアップグレードを行った際、寺院だけでなく、一部の公園やゴルフ場などの入力も怠った。今週中に抜け落ちていたすべての情報を入力する」と話している。

 一方、曹渓宗の中央信徒会や宗教平和委員会は23日、声明を発表し、「1700年の歴史を誇る韓国仏教や伝統文化をないがしろにした“アルゴガ”をすぐに改良し、国土海洋部長官は辞任せよ」と求めた。また、声明では「今回、“アルゴガ”で意図的に仏教寺院や仏教を象徴するものを削除したのは、明らかに何者かによる指示や監督の下で行われたものだと判断せざるを得ない。仏教界は李明博政権の宗教的な二面性を非難し、特定の宗教のために働く公務員や関連機関に対する厳重な処罰を強く求める」とも述べた。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

2008年06月24日

禅の果たす社会的役割

2008年6月19日、「世界の曹洞禅〜禅の果たす社会的役割〜」(主催 SOTO禅インターナショナル SZI)が 東京グランドホテルで行われた記事を紹介します。取り組みとしては「行動する仏教」を主なテーマにしていますが、曹洞宗関係者にも浸透していないので一般の人にまで知れ渡ることは残念ながらないです。もっと身近に感じられる仏教を提案して欲しいなと期待しています。

禅の果たす社会的役割
(前半) SOTO禅インターナショナル(SZI Soto Zen International)は曹洞宗の国際布教経験者有志の呼びかけによって1993年2月に発足し、会員とボランテイア・スタッフが曹洞宗の国際布教及び曹洞禅の国際交流の推進と「人権、平和、環境等の人類共通の課題を世界の人々と担いあって取り組む」ことを目指している。

 今回のシンポジウムはSOTO禅インターナショナルの創立15周年を記念して開催され、エンゲージド・ブッディズム(Engaged Buddhism)、つまり、行動する仏教、社会参画型仏教を念頭に置き、海外の禅センター(ZEN Center)などの取り組みを国内でどう生かすのかもテーマとしている。

「いま、私たちは、人権・平和・環境の問題に積極的に取組んでいます。例えば禅=癒しの機能として、禅カウンセリングやホスピスの実践であったり、環境問題の実践であったり、平和運動の実践であったり、ホスピスなどの実践であったり……今回のシンポジウムでは、世界各地で実践活動を行っている方をお招きし、具体的な提言をいただくことを計画しております」
(同シンポジウム趣旨)

 さて、挨拶の後の基調講演「禅信仰と社会実践」では、奈良康明師(駒澤大学名誉教授)が、他の宗教と比べて仏教はなぜ「非社会的宗教」といわれるかと問題提起をした。奈良師は仏教、禅宗が自我的欲望に振り回されない個人的悟りや救済を旨としていることを指摘しながらも、現在の社会的存在としての仏教を考えると「社会的改革に従事するのも慈悲の具現」と語った。

 また、曹洞禅の禅信仰の一部では「坐りぬくこと」のみにこだわる者もいるが、「坐りぬくこと」だけでは解決しないこともある、と述べた。

 そして、「禅の果たす社会的役割」として草の根的対話、つまり、人としての共感に立って相互理解や自己変革を行うための対話を幅広く進めることを述べた。

 その後のバネルディスカッションでは、コーディネーターのダンカン隆賢ウィリアムス師(カリフォルニア大学バークレー校教授)の進行で、主に「禅の果たす社会的役割」についてアメリカのオコナー洞燃師、ブラジルのビッチ大樹師、ノルウェーのクサノ宗禅師の活動の発表があり、論議が行われた。


(後半) その後のバネルディスカッションでは、コーディネーターのダンカン隆賢ウィリアムス師(カリフォルニア大学バークレー校教授)の進行で、主に「禅の果たす社会的役割」についてアメリカのオコナー洞燃師、ブラジルのビッチ大樹師、ノルウェーのクサノ宗禅師の活動の発表があり、論議が行われた。

 オコナー洞燃師はアメリカでの曹洞禅の刑務所の活動などについて語り、単に受刑者の更正だけでなく、禅による自分の存在のあり方を考えるサポートや社会制度への提言をしていることを述べた。

 ビッチ大樹師はブラジルで行われている曹洞禅を生かした自然保護と教育について述べ、地元の学校や警察など様々な取り組みについて語った。
 ノルウェーのクサノ宗禅師はキリスト教を国教とする母国で信用を得ることが重要であると述べ、社会実践について語った。

 討議・質疑の中では、仏教文化が根付いている日本とは違うところで行われた社会実践を日本でどう生かすかなどの論議が交わされた。
 また、禅の意味のひとつとしてビッチ大樹師が自我的欲望に振り回された人間が自然に対して余計なことをしている現状に対して、「しないこと」の有用性を説き、この点においても禅は有用であると述べた。

 このシンポジウムは海外での実践事例をただ単に紹介するのではなく、これらの事例を国内の寺院で展開するために具体的かつ専門的に考えるものであり、資料として用意された「寺院運営ガイド」は国内での実践を集めて寺院運営に生かすために提案したものである。

 この「寺院運営ガイド」は、お寺でのビオトープ活動(※)・自然保護活動、自殺防止活動からヒロシマの原爆の火を用いたキャドルナイト、持続可能なお寺のあり方提案、本や寺院プログ・インターネット用語集(注)のつくり方までお寺の社会実践が述べられている。

※ビオトープ:(Biotopeドイツ語)は日本語では生物空間、もしくは生物生息空間とも略される。日本では環境共生の理念のもとで、環境改善の意味合いで行われるようになった。
(ウィキペディアより一部抜粋)

 今回のシンポジウムでは禅信仰としての個人的悟りや救済、禅としての「しないこと」を前提にしても、なお、「自未得度先度他」[正法眼蔵](注)として禅の果たす社会的役割を考え、実践しようする姿が見て取れる。 


 特定の信仰を持たない老荘の徒である筆者はここで宗教論を展開するつもりはないが、「宗教間対話」や宗派間の「宗論」「宗派間対話」やまちづくり住職フォーラムで「宗教−市民対話」を行っている者として、今回論議された「禅の果たす社会的役割」も仏教者と市民にとっても非常に重要なテーマだと思われる。

 また、近年のスローライフなどの動きはエコロジーやニューエイジなどの影響を受けているが、日本でのスローライフには日本の文化に内在する仏教的・禅的な基層文化(仏教に限らない基層文化)を土台にしていると考えられる。

 それゆえ、日本のスローライフなどの動きは個人的な自己実現とともに環境や社会を変えようとする志向を持ち、この点で「禅信仰と社会実践」と同じ点がみられる。
 そして、禅信仰は個人的悟りや救済だけなく、人間が余計なことを「しないこと」もすすめているとも考えられ、人間が社会や地球に余計なことをしすぎて持続不可能な社会を生み出したことを考えると、このことはスローライフなどの動きとともに重要である。

2008年06月21日

今週の仏教テレビ番組情報

2008年 6/22 (日)〜6/28 (土)の仏教テレビ番組情報

『にっぽん心の仏像「法隆寺の仏像」 』
仏像との出会い・ふれあいによって癒やされ、慰められ、勇気づけられた“仏像と心の物語”を紹介してゆく。今回は、法隆寺の仏像。
6/23 (月) 14:25 〜 14:30 (5分) NHK教育

『都のかほり』
根本中堂「不滅の法灯」
6/24 (火) 21:50 〜 21:54 (4分) テレビ朝日

『都のかほり』
浄土院「伝教大師」
6/25 (水) 21:50 〜 21:54 (4分) テレビ朝日

『京都・心の都へ』
京都にある由緒正しい寺院やお店を紹介する番組です。
6/28 (土) 23:24 〜 23:30 (6分) 日テレ


※お住まいの地域によってご覧になれない番組があります。
Gガイド.テレビ王国より調べて掲載しています

2008年06月20日

平城遷都祭に第3のキャラ なーむくん



2010年に奈良県で行われる平城遷都1300年祭の公式マスコット「せんとくん」、市民団体が一般公募で選んだ「まんとくん」。南都二六会はこれまで事務局が決めた公式マスコット「せんとくん」に対して「仏を侮辱する」と批判的な立場を取っていたのですが、今回、「なーむくん」という聖徳太子をモチーフにしたキャラクターを発表しました。キャラクターだけが注目されていますが、平城遷都1300年祭の中身もどのようなものになるのか注目したいものです。

平城遷都祭に第3のキャラ モデルは聖徳太子
 奈良県で2010年に開かれる「平城遷都1300年祭」の公式キャラクター「せんとくん」に反発していた奈良の仏教系団体「南都二六会」(会長・橋本純信十輪院住職)は20日、民間キャラ「まんとくん」に続く第3のキャラ「なーむくん」を作成したと発表した。

 日本に仏教を定着させた聖徳太子の少年時代をモデルにしており、念仏から名前をもらった。橋本会長は「遷都祭を仏教界からも盛り上げたい」としている。

 二六会がせんとくんのデザインを「仏様に侮辱的」と抗議したことを知った高松市の竹材加工業者平野重夫さん(73)が発案。まゆと目で「十七条憲法」をもじった「一七」を表し、大阪のデザイナーが作った。

 二六会が計画する記念イベントに使うほか、仏教の普及に向けて宗派を超えて使ってほしい、としている。

 平城遷都1300年記念事業協会の一柳茂事務局次長は「せんとくんを皆さんに愛してほしいが…。遷都祭を盛り上げる仲間がまた増えたと考えたい」とコメントした。
2008/06/20【共同通信】
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